こんばんは!可愛い女の子が見せる押しの強さより、強そうな女の子が見せる弱さのほうがきゅんとくる松タケ子です!
そんなタケ子は結構ファンタジー漫画好き。中でも「恵まれない姫が、強さを手に運命を変えていく」的な王道設定が大好き!
腕っ節の強い姫が戦ったり、恋に落ちて弱みを見せたりするのがたまらないんですよね。
「黎明のアルカナ」ももちろんそんな作品です。
世は戦乱。人々は黒髪を持つ王族と、茶色や金の髪の毛を持つ平民、そして獣のような特徴をもつ亜人という3種類に分けられていた。
主人公は、ある国の姫君。その国の王女の1人が駆け落ちし産んだ子どもで、髪の毛の色は見事な赤色をしている。
王室はそんな姫を、人々の目に触れさせぬよう幽閉して育ててきた。
ある日、姫は敵国の王子に「和平条約」の元、嫁がされる。連れてきたのは亜人の従者ただ1人。
しかし、交わることがないと思っていた王子に、ある日突然唇を奪われて…?!
王子と姫の心の変化。姫の眠っていた力が目覚め、運命を変えるために動きだす!
「王子…なんだか癖のある男だな!」読み始めてすぐの感想がこちら。
冒頭何かあるたびに、姫に「お前を殺す」「お前は人質だ」という王子。
でも、「お前は他の男に頼りすぎる」と力ずくで姫をモノにしようとしたり、贈り物をしたり、姫の魅力にはまっていく姿は可愛らしくもあります。
一方、悲しい過去を背負い、姫を守る憂いを帯びた従者は、大人すぎて痛々しい。
姫を思う2人の気持ちを物語の伏線に、姫は秘めたる力「真実が見える目・アルカナ」を目覚めさせる…。
運命と立ち向かい、恋に葛藤し、前を向いて歩く姫に引っ張られ、いざファンタジーの世界へ!
と、いうわけで劇的に紹介しましたが…本作かなり読み応えあり!純愛ならではの「キュン」要素も満載です!