子育てと仕事の両立に追われるわたし(と言いつつも漫画を読む時間はある)。
割と本気で「男も妊娠しろよ!」と思っていたので、この作品のタイトルが、すんなり頭の中に入ってきました。
主人公ヒヤマケンタロウは、飲食会社の企画部長。
特定の恋人は持たず、自由な暮らし。そんなケンタロウはある日病院で信じられないことを言われます。
「妊娠しています」。男の妊娠が認知されるようになった世の中。
それでも女性の1/10の確率と言われる中で、まさか自分が妊娠するなんて…
中絶を考えるものの、手術のリスクと入院期間を考えると、部長職のケンタロウは踏み切ることができず、出産して働く判断をします。
しかし、世の中はまだまだ男性の妊娠に理解がありません。
電車の中で高校生に笑われたり、会社で女性社員になじられたり。
そこでケンタロウは「俺は妊娠を武器にする」と、立ち上がります。
妊娠している男性や、男性とその子供のための飲食店をプロデュースしたり、積極的にマスコミに顔を出したり。
そうしたケンタロウを見るうちに、周りの人たちも少しずつ変わり始めて…
うーん、やっぱり最高だな。男が妊娠するって。
ツワリも軽く仕事もできるケンタロウの姿を見ていると、もしかしたら男のほうが妊娠に向いてるんじゃない??とすら思ってしまいます。
いくら仕事仕事って思っていても、お腹の中に命を感じたら、それをないがしろになんてできない。
そんなケンタロウに共感してしまいました。ケンタロウすごいぞ!
望まぬ妊娠をしてしまった学生男子、ケンタロウを孕ませてしまった子供嫌いのOL、二股をかけられた末に妊娠してしまったOL。
男女ともに妊娠できるようになると悩みも倍々!!その中でも1番共感できたのは、妊娠中にビール飲んでいる人を見て「ビールいいなぁ~」と言っている図(笑)まぁ男女共に妊娠なんてしたら悩みも倍増して大変そうですね…
いろんな視点で妊娠の大変さが想像出来る面白い漫画でした。