せっかくだから現実ではありえないエッチな作品を読みたい!と思ったのがこの作品を選んだきっかけでした。
元庶民の女の子が一夜にして超セレブ学園のクイーンになって、そこからエッチな展開が連続して起こるなんて…
説明文をみただけでその内容に期待できそうです(笑)
主人公が編入した学園には王国制度があり、主人公はそのトップとして「クイーン」に君臨します。
しかし、この王国制度に反対している「皇帝」と呼ばれる学園の支配者に無理やり襲われてしまい…。
序盤からの「嫌なのにカラダは反応してしまう」というシチュエーションに不覚にもドキドキしてしまいました。
しかし、読み進めていくうちに最初に想像していた物語とは大きく違うことに気づきました。
まず、エッチなシーンはあるものの、この作品のおもしろさは主人公がこの学園をどう変えていくのか、というところにあるようです。
学園の王国制度もそうですが、元庶民の女の子が女王になったということで反感を買ってしまうもの。
そうした問題に立ち向かう主人公の姿も見どころの1つです。そして、主人公を手に入れようとする2人のイケメン!
決して「エッチなだけの学園ストーリー」ではありません。
そんな中、作中に「剣」が出てきたときには正直戸惑ってしまいました。
剣を身に着けていたり、戦ったりするシーンは物語の要になっているのだと思いますが、個人的にはやりすぎなように感じ、少し残念な気持ちに…。
また、最初の2~3話は展開に頭がついていかず「何か起きているんだろう」「騎士や皇帝が出てきてるけど、よくわからない」と思いながら読んでいたのですが、読み進めていくうちに学園の全体像が把握できるようになり、先の展開が気になってきます。
ただ、ストーリー重視の作品のように感じたので、ひとりエッチのお供には不向きかもしれません。
エッチな要素もあるお姫様と騎士、そして敵対する皇帝とのお話として楽しむ分には、徐々におもしろさが増していきますのでおすすめですよ!