こんにちは!松タケ子です。
「龍と秘密の接吻を」で斜め上を行くストーリー展開をみせてくれた作者の作品、ということで読みました。
期待を裏切らず、今回もツッコミ所満載の、超ファンタジーワールドに引きずり込まれましたよ~。
まず、主人公がさらわれるところから物語は始まります。
謎の薬で眠らされ、気がつけば異国…穏やかではないですね。
見知らぬ国に拐われた主人公の「こんなこと現実に起こるはずないもの!」というセリフに「いや、まじでね!」と呼応してしまいます。
自分を拉致した人物に、翌日から「キュン」とか「トゥクン」とする惚れっぽい主人公。
感情の変化が高速すぎて、早くも置いていかれそうになりますが、必死についていきましょう。
ここで諦めては本当の面白さに到達できません。
さて、主人公を拉致したその人物は“砂漠の国の皇太子”。
妹の病気の治療のために、主人公を人質にとり、医者である主人公の父親を自国に呼び寄せたというのです。
父親の心配をよそに主人公は、白馬を贈られ「トゥクン」、ラクダに乗せられ「トゥクン」、砂漠で愛を囁かれ「トゥクン」。
トゥクントゥクンと心臓をときめかせ、恋心を募らせていきます。
親の心子知らずとはまさにこのこと!
止まらない恋心とカラダ…でも相手は身分の違う皇太子!
どうなっちゃうの~!!
説明が難しい設定ですので、ラブシーンはそんなに多くはないのですがツッコミ所満載のストーリーと、妄想力フル回転のラブシーンは健在。
エッチな気分になりたい時、というより「少女漫画的展開にツッコミたい!」「今夜は変な夢を見たい!」という気分の時におすすめの作品です。