なんといっても、物憂げな表情の主人公とセクシーな美男子が描かれた表紙に一目ぼれして、購入を決意。
普段はジャケ買いなどはしない主義なのですが、イラストの美しさに心を奪われました。
タイトルの「先生」や「研究室」というワードも興味深く、「無理やりエッチ」のシチュエーションに期待して、ドキドキしながらページをめくりました。
主人公の美優(みゆ)は、小さい頃からずっと幼馴染みの雪成(ゆきなり)に恋をしているのですが、長い間お付き合いすることはありませんでした。
雪成は、女性に人気の大学講師で、色気が異常に出ている数学の先生。
しかし、日常的な生活能力がゼロに等しいので、そんな雪成のお世話をしては2人で過ごす時間に幸せを感じる美優がけな気で可愛いのです。
私も雪成先生がストレートにタイプで、幼馴染の美優には特別、優しい姿を見ていると幸せになりました。
美優が、だらしない雪成に対して「こんなんじゃ、いつまでたっても奥さんもらえないよ?」と叱ると、「う~ん、俺には美優がいるから」と優しく笑顔で答えるシーンには、胸がギュッと掴まれえること間違いなしです。
そんな少女漫画のような胸キュンシーンが多い作品かと思えば、激しいエッチシーンがいきなりはじまります。
「仕事が忙しいから21時過ぎには、来なくていいよ」と、美優にいっていた雪成には、とんでもない秘密があったのです!
この作品の見所は、そんな胸キュンシーンと突然はじまるエッチシーンとのギャップにあると思います。
ある日の21時頃に美優は、わけあって雪成の部屋に訪れてしまうのです。
そこで、今までに一度も耳にしたこともないような熱い吐息と、息が切れたような声を感じて、不思議に思います。
美優がドキドキしながら部屋を除くと…思いもよらない展開が!
そこからは、とにかく激しいエッチシーンが続くのですが、読みはじめた時には想像もしていなかった「恐怖」と「快楽」が混ざり合った官能の世界が広がっています。
2人のこれまでのプラトニックな関係は、その日を境に崩れていくのですが、最終的にはハッピーエンドの作品。
読後感はどこにでもある激しいエッチ漫画とは違っていて、映画のようにロマンチックだったので、とても良かったです。
「イケメン」「先生」「イケナイ場所での秘め事」といったシチュエーションが好きな方には、とくにオススメ。
みなさん先生の研究室で、エッチな体験を堪能してみませんか?