普段、複数や野外、親近者とのエッチ作品を好んで読んでいるのですが、たまには他のエッチな話も読んでみたくなり、この作品を選びました。
決め手になったのは、紹介文にあった男装した主人公が「セレブをもてなす『秘密のサロン』」で働くという設定!
いつもとは違ったドキドキが味わえるだろうと、期待しつつDL!
主人公は薔薇を青く染める不思議な力を持っています。
そして、本人は知らないのですが、女性の愛液がないと命を落としてしてしまう男性達の病を治す力もあるのだそう。
そのため、その病に侵された男性達は主人公を探し求めるのですが、女性であることを偽り、男性として生活をしている主人公になかなか気づきません。
主人公が女性だと最初に気づいたのは、「秘密のサロン」で働く1人の男性。
その男性の所有物となることで、本当は女であることを黙っていてもらうという契約を結ぶのですが…
話のあらすじを一言で説明できないことからもわかる通り、話の概要を理解するのにはかなりの話数を読まなければなりません。
それまでは、この作品の舞台は中世なのか現代なのか、ヨーロッパなのか日本なのかも把握できず、それ以外の設定もあまりに複雑で、序盤で読むのを諦めようかと思ってしまったほど。
こうした作品だと初めからわかっていれば丁寧に読み進めていたのかもしれませんが、紹介文ではそこまでわからないですし、私自身、単にエッチな話を求めていたこともありこの作品の複雑な設定に戸惑ってしまいました。
ちなみに、エッチな描写は主人公とサロンで働くその男性との絡みが主なのですが、それ以外にも名前もわからない男性と女性とのセックスシーンが度々登場します。
そうした感情移入しにくいシチュエーションの連続に私自身物足りなさを感じ、物語の展開が気になるものの、長丁場になってしまうかも…と思い、中盤で読むのを断念してしまいました。
しかし、女性の愛液を求めて止まない男性陣の姿はまさに吸血鬼!
エッチな吸血鬼とお姫様の話だと最初から理解しておくことで楽しく読むことができるかもしれません。
そのため、エッチな話が読みたい方より、こうした設定が好きな方がストーリーを堪能しながら読まれることをオススメします!
また、主人公をはじめ登場する女性達はみんな可愛らしいので、「可愛い女の子が出てくる作品が読みたい!」という方もぜひ読んでみてくださいね。