冬森雪湖さんの作品は「愛と欲望の螺旋」を読んだことがあって、雰囲気のある作品を書く人だなぁ…と印象に残っていました。
久々に冬森さんの名前を見つけて懐かしくなったのもあり、「失楽園に濡れる花」も読んでみることにしました。
大学病院の院長の一人娘でお嬢様の主人公が、ある日偶然美しく紳士的な男性と出会います。
主人公は男性に惹かれ『初めて』を捧げますが、それが原因で大事件が起こり…?!というストーリーです。
世間知らずのお嬢様だった主人公が一度はどん底を経験し絶望しそうになりながらも、人との出会いと生まれ持ったまっすぐさで未来を切り開いていく姿に心打たれます。
やっぱりすばらしいのは、ストーリーだけでなくエッチシーンも充実していて読み応え十分だというところ。
優しく心かよわせるふれあいから、濃厚に愛し合う描写、野外で下着を脱がされて口で…という場面もあれば、縛られて強引にというシチュエーションも。
冬森さんの作品らしく、雰囲気たっぷりに描かれています。
直接的なエッチさよりも心のつながりと関係性にときめきを感じたり、一般作品で「この2人だからこそ、ラブラブなシーンが見たい!」と感じることはありませんか?
この「失楽園に濡れる花」は、まさにそんな方におすすめ!
長編で話の構成もしっかりしているので、いつの間にか主人公に気持ちがシンクロして、エッチなシーンでよりときめきが増す作品です。
ストーリーがしっかりした読み応えのある作品を探しているときはぜひ手にとってみてくださいね。