タイトルに2文字も入っている「嘘」というワードを見て、エロティシズムを感じてしまった私…。

イラストもティーンズラブらしく「イケナイ香り」が漂っていて好みだったので、勢いよく購入を決意しました。

 

「ダメだとは分かっていても、流されるままに…」という背徳感あるストーリー展開に期待をふくらませながら、すぐに読み始めました。

 

主人公の琴音(ことね)は、優しくてイケメンの恋人にある嘘をつきます。

それは、「エッチで全く感じていないのに、感じているフリをする」というもの。

｢気持ちいいだろ！？｣と自信満々に愛撫をしてくる恋人に、「痛い」と素直な気持ちが言えなかったのです。

 

切ない乙女心ですね。

 

しかし、初めて挿入した時、どうしても痛くなった琴音は、反射的に恋人を突き飛ばしてしまいます。すると、初エッチから2週間もしないうちに、別れを切り出されてしまうのです。

 

琴音は友達との女子会で、「カラダの相性が、合わなかったせい？」「はじめてだから、もっと優しくしてくれてもよかったのに」と、酔っ払いながら愚痴りつづけます。

すると、一人の見知らぬ男性が琴音のもとに「うるさい」と苦情を言いに来ました。

 

その男性をよく見ると、かなりのイケメン！しかし、酔っ払っていた琴音は、険悪なムードで絡んでしまいます。

 

次の日、OLとして働いている会社にいつも通り出勤すると、なんとそのイケメン男性が現れたのです。

しかも、社長も逆らえないような取引先の偉い立場として…。

 

そこからはご想像の通り、「お仕置きエッチ」ならぬ激しいオフィスラブシーンが続きます。

女子会での失態を許さず、残業時間などに無理やりエッチなことをしてくるのです。

 

一番、興奮したシーンは、琴音が居眠りをしていた時にお仕置きを受けるシーン。

嫌がる琴音に強引に迫り「素直になれよ」と、愛撫を繰り返すのです。

 

全く許してくれる気配のない彼に、ドキドキがとまりませんでした。

でも、このお気に入りのシーン。

実は、あるオチが隠されていたので思わず笑ってしまいました。

 

エッチなシーンだけでなく、ストーリー展開も十分に楽しめる作品です。

 

「Sなイケメンがタイプ」「上司に無理やりされたい」「テンポのいいストーリー展開が好き」という方には、とくにオススメの作品。

恋人が好きすぎてついてしまった「嘘」からはじまる恋物語なので、少女マンガのように切ない乙女心を楽しむことができました。

 

イケナイ場所でイケナイ事をする「嘘」と「背徳感」に、ハマること間違いなしです！

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