「イケナイ関係」、「秘密のカンケイ」って、それだけでなんだかドキドキしてしまいますよね。
シチュエーションはいろいろありますが、そんなエッチな漫画はないかなと探していたところ、この作品と出会いました。
主人公の杏奈(あんな)は良家の一人娘。恋愛はまだ物語の中だけでしか知らないという純粋な女の子です。
そんな安奈には、父親がつけた教育係がいつも側にいて、その彼がなんともイケメンで素敵なのです。
お決まりのパターンですね。
でも、そんなお決まりの禁断ストーリーって、不思議とまた読みたくなるような中毒性があります。
内容は期待通りで、屋敷のいろいろな場所でのエッチあり、ドラマあり、ラブ要素ありの盛りだくさんの内容でした。
使用人である教育係の貴雅(たかまさ)は、安奈が20歳になる誕生日のお祝いと言ってディナーに誘います。
安奈は、貴雅のことがずっと好きだったので、デートに誘われたことにとても喜ぶのです。
しかし、そのディナーの席で、使用人としての期間終了を告げられてしまいます。
ショックを受けた安奈は途方に暮れるのですが、そんな切ない気持ちがこちらまで伝わってきて、恋する乙女の気持ちを思い出したほどです。
すっかり感情移入をしてしまった私は、1巻、2巻…と順調に読み進めていきました。
見どころは、安奈が最後の思い出づくりに「私を抱いて」と貴雅に命令するシーン。
「おおせのままに」と貴雅は安奈にキスをしますが、気持ちのないキスはイヤと付き返してしまうのです。
なんという、わがまま放題でしょう。
なんでも言うことを聞いてくれて、絶対にNOと言わないイケメン教育係がいるって、女性の密かな願望でもありますよね。
ここまでの書評をみると安奈の片想いのように思うかもしれませんが、貴雅が自分の気持ちを押し殺すのが上手なだけで、2人は両想いなのです。
そんなある夜、安奈と離れたくないと暴れている貴雅の部屋へ安奈が訪れます。
すると、抑えることのできない想いが爆発した貴雅が、安奈をガバッと襲うのです!優しくも強引な愛のカタチで。
「待ってました!」と言わんばかりの展開でした。
2人はお互いの気持ちを確認し合い、そこからは屋敷の中で激しいエッチが繰り返されます。
教育のためとエッチなお仕置きをしたりと、ちょっぴりSになった教育係の攻めにドキドキすること間違いなしです。
ストーリーの中盤では、父親が用意した婚約者が出てきたり、その婚約者にも襲われてしまうなどハプニングが続きますが、最後はハッピーエンドです。
全6巻では短いと思ってしまうほど、素敵な作品でした。
さまざまな試練を乗り越えて幸せになる恋人たちの話が好き!禁断の関係に興奮する!という方はぜひ、読んでみてくださいね。