久しぶりの一人っきりの休日にじっくりティーンズラブが読みたくなり、長編ものを探していた時に出会った作品です。
21話まで公開されていて、表紙の絵が好みだったので、すぐに購入。
「オモチャのような扱いを受ける女の子」という設定にも危ない香りを感じ、激しいエッチシーンに期待が高まりつつ、読みはじめました!
町の小さな花屋の娘である百合香(ゆりか)は、心優しく物静かな女の子です。
妹の欄花(らんか)は見た目が華やかな女の子で、有名な華道の家元に嫁いでいくことになっていました。
しかし、他に想いを寄せている恋人がいたため、逃げ出してしまうのです。
そんな妹の代わりに、百合香は華道家である秀介(しゅんすけ)の元へ嫁ぐことを決意します。
しかし、そこでは想像を絶するような世界が待っていました。
「兄と弟の謎の関係」「お家のしきたり」など、まるで昼ドラのようなドロドロとした展開が、個人的にはツボにはまりました。(笑)
秀介は、欄花のように華やかな女性を期待していたのに、見た目も大人しい百合香を激しく性行為をおこなった後、「こんな退屈な女はいらない、お兄さんにあげるよ」といって、まるで古くなったオモチャのように捨ててしまうのです。
そして、兄・玲二(れいじ)は百合香と家の離れで暮らすことに。
そして、「俺に気に入られないと、いけないんだろう?」と毎晩、襲ってくるのです。
必用以上に百合香を攻める兄弟の「言葉責め」にドキドキ!
言葉責めをはじめとするエッチシーンもさることながら、ストーリー展開が逸品!
基本的には兄弟のエッチなイジワルに耐える日々が描かれているのですが、予想外の展開やハプニングもあるため、長編にもかかわらず、最後までスラスラと読むことができました。
あまり詳しく言ってしまうと面白くなくなってしまうのでここでは伏せておきますが、「ラブ要素あり」の内容なので、読み終わったあとの後味も良かったです。
「激しく攻められたい」「言葉責めされたい」「オモチャのように扱われたい」という方には、もってこいの作品です。
表紙からはあまり想像できませんが、激しいエッチシーンが盛り沢山で、ドロドロとしたストーリー展開にも、とても興奮しました!
「今夜はじっくり感じたい」という気分の方はぜひ、読んでみてくださいね。